この写真のオトコ、燃える闘魂”Kyoh” Wakatsuki。沼東サッカー部キャプテンだ。このブロガーであればご承知であろう。
さっきKyohからオレに電話があった。「Osadaさん、選手権、オレ、やりますよ。見ててください！Osadaさんの言いたい事、オレに、マジ、ガツンと響きました！」っと。たまにタメ口のKyohが今日は全敬語だった（笑）。ＥｉｊｉもKyohも、同級生のオヤヂのオレにケータイで電話をかけてくる。ほんとうにかわいいヤツらだ。
本当は、選手権前週のこのタイミングで、Kyohと二人で話したかったんだ。1ヶ月前くらいに発症した肺炎を機に、なにか元気がないKyoh、もう肺炎は治っている。部員や部が何かに躓いていると察した時、オレはKyohと話すんだ。でも、今回はなかなか時間がなくて、今週末の決戦前までに話せる時間がつくれなかった。だからオレは、オレの運営しているＨＰ上で彼にメッセージを送ったんだ。
彼やKentaroやEijiが中３の頃、沼東を目指す多くのサッカー系中３の中で、「オレたちが沼東に入ったら、キャプテンは間違いなくアスルの＃7”キョー”だよ。」と、当然のように彼らが会話していたのを思い出す。中学も違う、クラブチームも違えど、渡り歩く彼のリーダーシップにまつわるウワサ。オレがはじめてこのオトコを見たとき、会話した時、「恐ろしいコドモが現れたな」、っと思ったんだ。「こいつはコドモじゃない、オトナだな」って。筋骨隆々の躍動感、アタマを張る責任感、そして何よりも人を引き付ける存在感、すべてが超高校級であった。上の写真のように、ゲーム中に漲る視線はチームメイトに緊張感を与え、自らも厳しい状況に追い込んだ。ブロだね。
約１年前、U-16選手権。あの時、初日前夜に、メールでチームメイトに送信した、キョーのアツいアツい「気合いメール」で活気付いたチームは、何段も格上の加藤学園、当時プリンス(※)だった飛龍に勝利、決勝では同様にプリンス暁秀には敗戦したが、前半2-0で先行する展開までできるチームに引率したのは、間違いなく「気持ち」が入っていたからだった。
（※）プリンスリーグ＝全国レベルの高校が集うJFAプリンス東海リーグ（東海地区で１０チーム）
当時のメール抜粋、「お前達が疲れている時、オレはもっと疲れている。でもオレはお前達以上に走ってやるぜ。お前達、どうしょもなく疲れたら、俺を見ろ！オレは苦しくても絶対走っているから、オマエも絶対走れる！」
コイツ、こないだまで中坊か？？って内容にびっくりした。
現在の沼東サッカー部、特にこの学年は、その校風からは絶対に想像できないほどのノリノリイケイケ個性派ワガママ集団。そのヤツらを束ねるキョーは苦労だらけだとオレは察する。でも来週から始まる高校サッカー選手権予選、他校に比べ３年生がいない中で、コイツらを纏め上げ、U16選手権の時のようにガンガン活気付き、オマエ達が飛躍するのをオレは楽しみにしている。
キョー、これを乗り越えれば、オマエはでっかい人間へ向って第一歩を踏み出せるゼ！ オマエが何よりも崇拝して止まない、あの伝説の”橘髙Cap”のような存在に近づけるだろう。
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