12年ぶりに選手権3回戦進出した沼東サッカー部。
他校よりも一足早く3年生全員が引退した沼東サッカー部は、若きチームで全国出場経験のあるプリンス東海リーグ所属の磐田東高校と対戦した。沼東が普通にやれば10点差以上で敗戦する相手だ。
磐田東高校は、あの日大三島を破った静清に5-0で快勝し、この日を迎えた。
快晴の磐田東高校グラウンド。人工芝所有の名門校。
物凄い気合が入る沼東選手。
まさに波崎での全国レベル校とのあの”気合の対戦”が再現されたような磐田のグリーンフィールド。全国大会出場経験のあるプリンス東海リーグ所属の名門”磐田東”に対し、気持ちで1歩も引かない沼東。かなりシュートを浴びたが、全員の強い気持と、DF陣の涙が出るような粘りと気合、本当に素晴らしかった。
相手は1.5軍くらいで来るかと思いきや、バリバリのプリンスリーグフルメンバーがスタメン。
前半0-0で折り返し、後半20分近くまで0-0。すばらしい。ウチは2年。相手は脂の乗った3年。
波崎の経験が生きていた。しかし、磐田東の猛攻に耐えられず、PKを含む0-2敗戦。
遠くなのにあんなに集まった沼東サッカー部サポーターは、すばらしい戦いをしたチームに拍手を止めなかった。
PK献上の原因者である息子のYamatoは試合後泣いていた。実はオレ、Yamatoがサッカーで泣いたのを初めて見た。今までそんなにサッカーに熱を出したことが無く、サッカー向きではないあの強い気持の無さ、争いごとが嫌いなのでなるべく混乱には入らない性格。まさに闘争心が無いプレーヤー。だから今までにサッカーで泣いた事なんて一回も無い。でも、3年前に東京のおじいちゃんが無くなった葬式で、弔辞を号泣で読めなくなった以来の涙。PKを献上させるようなガッツ溢れるプレーヤーじゃなかったし、コイツは負けても悔しさなんて無いんじゃないかって思っていた。息子の気持ちを変えた先生方、沼東サッカー部員と父母会の皆さまに本当に感謝だ。
沼東サッカー部は、また新たな出発地点に立った。
高い目標をたて、それをクリアするんだ。
オレ達父母会はずっとサポートするぜ!! これからも頑張れ沼東!
父母会長 長田恭明
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