今日負ければ引退となるこの試合。
Kentaroの師匠「ぺいにいさん」は、昨日にも増して、気合が違かった。ぺいにいさんはジュニアユース時代、こういう選手ではなかった。こういう選手とは、「人の先頭に立つ」ことである。今年1月の新人戦ではこういう人間にはなっていなかった。このインターハイからチームメイトをいい意味でアオルようになり、自分自身にも厳しく、気迫あふれた激しいプレーをチームメイトに見せていた。元々声が出る選手ではなく、試合中のぺいにいさんの声を聞いた記憶がインターハイまで無いくらい。でもこのインターハイは違う。「最後にかける想い」、深く心に刻まれている。
今日もすばらしかった。プレーはもちろん、チームメイトを励ますエール、的確かつ皆に聞こえる大きな声のコーチング、チームメイトにも声を出させ活気付ける。圧巻は、延長後半、チームメイトが走れないくらい疲れている状況を察知し、チームメイトに「もっともっと声を出せ!」応援席に「もっともっと声援を!」っと声援を要求した。まさに最後にかける想いが尋常でなく、それは前年度からトップチームでレギュラーを張っていた「責任感」からくるものだろう。相当なプレッシャーがかかっていると思う。このペいにいさんの責任感、計り知れない。しかし、彼をプレッシャーから解放してはいけない・・・。彼は大変だけど、今のチーム状況は間違いなく彼の影響が大きいと思うからだ。
こんな表情で声援をアオル「ぺいにいさん」見たことあるか?
本当は彼も色々あるんだ。でもそれをチームメイトには何も言わない。オトコだぜ。
みんなが疲れて走れなくなりそうな時、ぺいにいさんはもっと疲れてもっと走れなくなってるんだ。
この時だって・・・・。
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最後の最後まで気合いを見せる。チームメイトに見せる。延長後半終了間際のこのヘディングシュート。惜しくも入らなかったが、この後、地面を叩いたすぐ後には気持ちを切り替え、自分のポジションのCBにダッシュで戻る。見習うしかない。
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そんな今大会のにいさんを見て、ベンチで奮い立つ”弟”Kentaro。0-1で迎えた後半開始15分で登場。
このままだと先輩とプレーするのは今日で最後。何とかそんな情熱的な先輩たちに恩返しを、と意気込み、投入後わずか2分で結果を出す。
相手にチェイシングし、インターセプトしたボールをドリブルでペナルティエリアに持ち込み左足でゴールに突き刺した。
1-1同点とし、PK勝ち。ぺいにいさんはじめとする先輩達に、ひとつだけ恩返しが出来た。
弟分の恩返し、まだまだ足りないようだ。
沼東、5/3も気合入れて行くぜ!
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