先日、我が家の秘蔵っ子、三男「暴れん坊しんちゃん」のサッカーチームが,ある大会で優勝したので、ご褒美ビデオを作ってあげたの。お蔭様で大反響をいただき、「どうやってんの?」という問い合わせが複数。これね、とってもうれしいの。「どうやって作ってんの?」って言われるの。それは興味を持ってくれたという事であると思うから。今年の3月に「長男ゴリマッチョ」のチームのビデオを作成したときにも問い合わせを頂いて、少し解説をこの場でさせてもらったんだけど、今回はちょっと詳しく紹介しちゃうね。
オレがやっている作業はDTVと言って、パソコン上でビデオ&音楽編集ソフトを使って編集するの。オレは16歳の時にDJを始めて、同時にデモテープを作成するために音楽の編集をやっていたんだけど、長男が生まれた時に、ビデオ撮ってばかりじゃ、テープが溜まっていくだけで、数年経ったらどうせ見なくなっちゃうな、っと思い、音楽編集をしていた「なんちゃってノウハウ」を使ってビデオ編集に入り込んだの。だからオレのビデオ作品は、①まず音楽があって、②そこに映像をのっける という方法でやっているの。だから、①まず音楽で高度な編集が出来て ②次に映像でも高度な編集が出来る そういったソフトでないとならない。
で、それが満たされるのがコレ。 Adobe社のPremierePro CS5っていうソフトなんだけど、このソフト、初めて買ったのがPremiere5.1ってバージョン(当時12万円!ソフトのくせにパソコンより高い)で、12年前に購入してそこから何回かバージョンアップをして今でも愛用。パソコンも画面が広くなければ作業効率が悪くなるから、モニター2台を横につないで、これで画面が2倍広くなるってわけ。で、編集中に他の作業が同時に出来るように別のPCで作業をするって感じ。とにかく、時間がかかる作業だから、少しでも効率よくやりたいのよね。
この画面は音楽や声援の編集画面の例なんだけど、左上は今回のビデオに挿入した3曲目のMazingerGo!って曲、この曲の「スタートから約6秒間の音」の実際の波形解析した画面。
たとえば、この曲は、曲のスタートが「ゴー!ゴー!ゴー!マージンガー ゴー!」って
かんじの曲なんだけど、この曲をリミックスする場合は、このように波形表示をしてカット&ペースト等でどんどん曲を変えていくの。変えたものを、さらに右側の画面でエフェクトといって、音を変化させるのね、たとえば右下の画面は、コンサートホールにいるように響く「リバーブ」というエフェクト。右上の画面は、イコライザーっていって、音の成分を増強したり減衰したりするやつ。女性の声を引き立たせたいって時とかは、こんなようなカーブでやると高音が際立ち、応援の臨場感が増す。こんな作業ね。
でもここまでのパフォーマンスを持ったソフトでも、ただのパレット・絵の具・紙があるのと同じ。自分がどういう絵を書きたいのか、だからどこに行くのか、色は何を使うのか等々、絵描きさんも一から考える。ビデオ編集も同じ。ストーリーがひらめかないと全く前に進まない。でも、ひらめくと、ひらめきが頭に残っているうちに一気に飛ばす。ホント絵描きさんや作家と同じ。
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