オレはAMIGOSにこれまで12年関わり、多くの学年、多くのシーズン(兄弟別計にすると36シーズン)を見てきた。父兄としてはこのかなり長い期間の経験として、AMIGOSというクラブ組織が、”この大会”の”この日”ほど、情熱を傾けた記憶は無い。2013年6月22日 第37回全日本少年サッカー大会県大会第1回戦(藤枝総合陸上競技場)。
3ヶ月前のしずぎんカップ県大会準決勝、王者SALFUSoRsの全国レベルの戦いに手も脚も出なかったあの経験、悔しいとかでなく、さすが”SALFUS”と尊敬する実力の差。「県の頭って凄すぎる」っと、異次元の経験をさせていただいた。そんな王者がこの全日本県大会の1回戦の対戦相手と決まったのは4月中旬。その日から、王者SALFUSoRsに何とか勝てる方法を模索したクラブスタッフ。
しずぎんから、GK以外のFP全員のフォーメーションを変更した。徹底的にしずぎんの父兄ビデオを研究した。決戦の10日前、ナイター練習日、練習はしなかった。ミーティングに変更した。1時間半のミーティングで、選手達に戦術を徹底的に理解させた。ビデオとこの戦術シートで。↓
こんな緻密で頭脳的なAMIGOS、初めて見た。
※あえてボカシを入れます。
決戦の2日前、定例のナイター練習、台風接近でグラウンドが使えない。チームスタッフはなんと通常考えられない行動をする。何とか最終調整をしたいと考え、近隣各施設の使用状況をチェック。結果、40kmはなれた屋内人工芝施設「天城ドーム」を押さえ、平日の夜間に練習を決行。次の日が学校なのに・・。そんな強引な荒業を決行するAMIGOS、初めて見た。
どんなときでも、家ではやる気を前面に出さないShin。戦術シートとビデオを毎日眺める。「勝てる」ってマジで言う。毎日、庭で練習する。そんなShin、初めて見た。子供達をそんな気持にさせるチームスタッフの統率力に、本当に恐れ入った。
チームスタッフの情熱は、この日、結果となって現れる。
的確なポジショニング、早いプレッシャーで王者を自由にさせず、AMIGOSが優勢。びっくりすることに前半2-1で折り返す。
1点目Yuugo
2点目Asahi(Kaishin)
選手達の気持が半端ではない。集中力が切れない。「1歩先へ」の意識が強い。ディフェンスが素晴らしい。気持が違う。
後半7分過ぎ、給水タイムを終えると、状況が激変。これまでの早いプレッシャーが、高温・多湿・芝長の環境が、AMIGOSに徐々に侵食してくるのだ。AMIGOSの運動量が落ちると、王者SALFUSは自由に、正にSALFUSらしいポール廻しを見せ、立て続けに10分で3点、ホイッスルが鳴ったときのスコアは、無残にも2-4、敗戦だった。
しかし、敗戦なるもすばらしいゲームに感動した。16thAMIGOS Jr のベストマッチだ!
試合開始から後半7分までの27分間、ゲームの約3/4をAMIGOS優勢に進め、王者を明らかに脅かした。しかし、王者はやはり素晴らしかった。素晴らしすぎた。全国でSALFUSサッカーを展開し、優勝してほしい!SALFUSoRsオーレ!!!
AMIGOS U-12チームはこの3ヶ月で劇的な進化。大人と子供のサッカーの差から、脅かす存在にまで成長した。
これは、チームスタッフが徹底的に現状を分析、改善点を樹立、徹底的に当日の戦術を”深化”理解させ、作り出した産物であった。チームスタッフの皆さま本当にありがとうございました。子供達が、今後の成長において、何においても自分の可能性が見出すことが出来る、貴重な経験をさせて頂くことができたと思い、深く感謝します。さぁ、AMIGOS U-12!、NTTに向けて仕切りなおそう!
さて、我が家の”わんわん”しんちゃんはRMFで出場。得点こそ無かったが、物凄くがんばった!良くやったね、しんちゃん!
またがんばろうね!
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